ベッドが最初に使われ始めたのはどこでしょう？Ｂ.Ｃ.３２００年ごろのエジプトだと言われています。
まだマットレスはなく、動物の革や衣類などをマットレス代わりとしていたようです。
その後、藁や羽毛を袋状にしたマットレスが登場して、 １８世紀には鳥の羽や獣の毛が詰められた
マットレスが登場します。スプリングの登場は１９２０年。 以後どんどん改良が加えられ今日に至っています。
代表的なスプリングマットレスは 「ボンネルスプリング」 「ポケットコイル」 「高密度連続スプリング」 の３つです。
【ボンネルスプリング】
←上から 
←横から見たら筒型のコイルスプリングを銅線でつないだ連結式コイルです。
中央部がくびれた （つづみ型と呼びます） らせん状に巻いたスプリングを横に連結したもので、
芯は硬く、表面は適度なクッション性を保っています。
昔からよくあるいわゆるバネというと思い出す形のものをつなげたものですね。
メリットとしては、なんと言っても価格が安いことですね。ただ、耐久性が劣るものが多いです。
固めのマットレスが多いので、固めが好きな方にはいいです。
【ポケットコイル】
小さな袋にひとつひとつスプリングを包んで敷き詰めたマットレス。
体圧をその場で吸収し、横揺れや振動が全体に伝わりません。
身体の腰部分など落ちるところだけが落ちて他のスプリングには連動
しない為、理想の寝姿勢（Ｓ字カーブ）が形成されやすく寝心地が良い
です。
もともと、シモンズというメーカーの特許でしたが、現在は特許が切れて
どこのメーカーさんも作成しています。
ただ、メーカーさんによっては耐久性に劣るマットレスもあります。ポケット
コイルは、1個1個のスプリングが離れているためつながっているマットレス
よりも耐久性に劣りがちですがメーカーさんによっては耐久性を上げる対策
をしています。
【高密度連続スプリング】
１本の鋼鉄を高密度で編み上げたもの。 スプリングの密度はボンネルの２.５倍と言われ、より多くの面で身体を
支えるのでマットレス全体が均一の反発力を持っています。
フランスベッドのＺ－Ｈⅰスプリングなどが有名ですが、耐久性、サポート力が増しているのがメリットです。